ニコール・キッドマン目当てに観ました。
思いがけず大好物なテーマだったのに、ふわっと着地…さえもせず終わっちゃったなあ。という印象。
主役ふたりだけくっついて、問題提起だけして終わったような印象。
子どももろとも犯人撃ち殺せ言うてたふたりですもんね。
結局平和なんて、犠牲なしには手に入れられないんだよな、っていう厭世的なラストをやりたかったのか。どうなのか。それはそれで嫌いではないのですが。
よりにもよってハンドガンにピースメーカーとかいう名前を付けちゃうお国柄を揶揄されちゃうことも多いですが、たぶんそういう習性? 情動? って、決して彼の国のひとたちだけではないのですよね。それはたぶん、自分も含めて。かといってそれをひととしての本能だとは思いたくないですし、たとえ本能だったとしても、ひとなのですからそこは理性で、というなけなしの矜持を持っていたいというところもあり。
劇中のふたりはなかなか好きになれなかったけど、ジョージ・クルーニーはやっぱかっこいいし、ニコール・キッドマンはもう感無量。