平凡な日常に一滴のSF要素がまじった不思議な話。主人公の凡庸な暮らしの描写、職場での会話劇とかナチュラルですごい好き。
出てくる俳優全員馴染んでてずっとみてられる。
わたしがわたしの親しい人と一緒に過ごす根拠ってなんだろう。
高校のときに仲良くしてた友だちと久しぶりに会ったら全然話が合わないこととかあるし、
一生一緒にいたいと思った相手には今はもう無関心になってたりするし、
「誰と一緒にいるか」には根拠も絶対もないんだな。
あなたの彼女が私である必要も実はなくて、あなたの彼女を演じる誰かがいればそれでいいというだけのことなのかもしれない。
人間関係は流動的。でもそれもいいと思う。