彼女来来の作品情報・感想・評価

「彼女来来」に投稿された感想・評価

かくわ

かくわの感想・評価

3.0
ある日彼女が別人となった

仕事もでき恋人とも良好な男。
そんな男の元に彼女が別人になるという出来事が襲う

なんとも不思議な作品で、去年のムーラボ作品の「眠る虫」を連想しました。

vampilliaさん(本作ではバイオリンのみ)の音楽が作品に馴染み、こういうコラボの仕方もあるんだなと。

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MOOSIC LAB[JOINT]
2020-2021 in まつもと

リモート舞台挨拶
山西竜矢監督

・結末も含めて2人の女性について理由を聞かれる事が多いとのことでしたが「ない」ということ

・元々はテレビドラマの企画でボツになってしまっていた。
・前原さんはオファーした

・バイオリンは音楽をやっている人の中ではいろいろな音を出せることから「二面性がある」と言われるそう。
そこから、男1人に対して女2人という構図が合っていると思い決めたそう
作品に対して音をつけて貰った

2021-090-069
あり得ない設定のなか (説明もないまま)紀夫の話が進むカフカ小説的な世界感だった。
人の存在は交換可能な掛替えのあるもので、自分の存在以外をそこまでリアルに認識していないことを感じた。
紀夫の部屋が生活感の無い,アブストラクトな感じで描かれていたら更にのめり込めていた。
僕の中ではグランプリです!
MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021の
準グランプリを受賞されたってことで
アンコール上映で鑑賞です。

いやはや、観てよかったー!
めちゃくちゃ面白かったです。

MOOSIC LAB作品なので、音楽と映像の
コラボが主体ということ(ですよね?)
で、その趣旨では準だったのかなー?と
勝手に思ってます。
音楽はとっても効果的(ヴァイオリンの
音色って色んな表情があって良いですね)
に使われて、ストーリーを幾重にも厚く
させるものでした。
それはそれで素晴らしいのですが、
とにかく物語や演出が最高にイカしてました。
ほんとに良くできてました。

今回は上映前に監督のトークショーがあっ
たからか、作品内容がすっと腹落ちしました。監督曰く、これまで何度も恋愛をして
きて、付き合っていた彼女達にに対して
「君が世界で一番好きだよ。」って言ってきた自分。
そんな自分を気持ち悪く感じたそーです。
世界一が何人もいるっておかしくないか?と。(と、おっしゃっていたと思います、
間違いならすみません)それが着想の素だと。

なるほどー。なるほどー。
ホント、僕たちは何を好きになるんだろう?
彼、彼女の好きなポイントが満たせれば、
相手に求めることが充足すれば、
「世界一好き」の感情表現を因数分解して
素数にしてそれがあれば好きになるのか?

え?そんな単純?なことなんかな?
好きって何だっけ?はて?

さらに、恋愛関係の危うさや人間の気持ち
のゆらゆら、いくら好き合ってると思って
も、実は一寸先は闇、、、
なんて凄く当たり前のことも
主題と思しきエピソードと相まって、
サスペンスのように見せてくれます。

もう、秀逸です。

多分、寓話と捉えて良いんじゃないですか
ね?斜め上のさらに雲の上の裏くらいの
展開を使って恋愛って?お前の気持ちっ
て?って突きつけられます。

比喩表現や抽象表現ではなく、物語の中で
語ってる点が見事です。前述しましたが
サスペンスタッチなので、ぐいぐいと引き込まれていきます。ホント。
次は?次は?って感じです。もう止まりません。
うまい!見せ方うまいなー。

本作は見る人によっていろんな感想が分か
れると思います。恋愛の形がカップルの数ほどある証拠。
素晴らしい作品でした。

うーむ、邦画豊作ですねー。
あ、書き忘れそうに。主演の前原さん素晴らしかった。
あと、この題名いいですね。
Google先生に聞いたら
「来来」=「いい加減にして」だそうで。
字の意味も考えると、うまい題名だなーと
改めて感心。

傑作でした。

このレビューはネタバレを含みます

"カンパイ"
長渕剛じゃない方の。
"完敗"😭

イミワカリマセン😱
上映後のアフタートークで、監督の方が、
「分からないことが駄目みたいな風潮はどうかと」
・・・ソウデスネ
「認識のあいまいさを表現したかった」
・・・テツガクテキデスネ
「ゲシュタルト崩壊が」
・・・(ジットテヲミル)

過去、理解しにくかった作品を思い浮かべてみましたが、
それでも、なにかしら共感できる部分はあったし、
少しは理解できる部分もありました。
でも、奈緒ちゃんのかわいさ以外にそれが無い😭

ムーラボ、比較的相性良い方なんだけどな~😞
個人的にはもう少し、ファンタジー寄りにしてもらった方が
感情移入しやすかったかも。
でも、監督さん自身が、"入れ替わり"以外はファンタジー性を
排除したとおっしゃってたしな~😭

作り手の方々は、演劇で活躍されている方々の模様。
上映後のサイン会も盛況でした。
はまる方ははまるのだと思います。

僕も、決して印象として悪いわけではなく、光と音、
どちらも陰影があってとても良かったと思います。
(必死の弁解💦)
でも、映画代を何がなんでも元を取ってやる!覚悟の、
ドケチジジイにとっては、完膚無きまでのカンパイです✨🍻
え!からのそういうこともあるんだよなあ~と謎の共感。面白かったです。ティーチインゲストの天野はなさんがとてもかわいらしかった
最後15分とあのラストシーンは1日経った今思い出してもぞくぞくする
てるる

てるるの感想・評価

3.7
そのアイディアはまさしく世にも奇妙な物語。

ある日、彼女のマリが待つはずの家に帰ったら、そこにいたのは同じマリを名乗る別人だった。

ラストは結構投げっぱなしなので、考察好きな人には良いかもしれない。
でも考察をするほどに情報は与えられない。

なので観終わった後はちょっとモヤモヤ。

監督はおそらく「謎」を描きたかったのではなく、「彼女」が変わったとしても人は同じように受け入れていくことを描きたかったのかな。
それが例え奇妙な出来事だったとしても。

1つ面白かったのは「認識」の問題。

シュレディンガーの猫じゃないけど、その対象は別の誰かに認識されて初めて存在する

例えば両親にとってはマリといえばあの子になっちゃったワケで。
昔の同僚達にとってのマリは、新しい同僚達にとっては違う人で。
そうやって段々と入れ替わっていくのだろうな。

それにしても、主人公に恋心を抱いてるような同僚エピソードは何の意味があったのか。

窓のシーン、終盤でキャスティング会社で紹介されてた2人のアップなど謎のショットも多々あったりしてそこもモヤる。

でもつまらない訳ではなく、なんだかんだ見入ってしまった。
みぽち

みぽちの感想・評価

3.6
ワケワカメで観賞後に放心状態🙀 彼女が"別人"になった…って、勝手にサイコパス展開(笑)を想像してしまったら本当に全くの別人が勝手に家に居座っているという、まさに世にも奇妙で摩訶不思議なファンタジー風世界観。ノーラン作品かと思うくらい置いてけぼりのままエンドロール入ったが、それでも惹きつけられて夢中になって観入ってしまった😳👏
まさに「考えるな、感じろ」がテーマの邦画verで🤣、非常に語りがいのある作品。
KanaKo

KanaKoの感想・評価

3.4
違和感も慣れると普通になっちゃうことって案外あるな、って納得してしまった。不思議。
観てて気まずい映画ナンバーワンが
濱口竜介監督の永遠に君を愛すだったんですけど、その気まずさを20倍にした感じ。

誰も動かないし変わらない。
突然終わって観客全体が戸惑っていた、、
それを監督が面白がって喜んでる姿が印象的だった
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