これは本当に不思議な味わいの映画で、前半部分すっごいかったるくて全然面白くなくて、衝撃的につまんねえなくらいに思って観てたんですけど、いろいろな事がつながり出してからどんどん画面に引き込まれていきました。ただその所謂『伏線回収』そのものが面白いかっていうとそうでもないっていう。なんだけど、それによってストーリー進行のリズムが良くなるというか。あと最も盛り上がる場面で高らかと鳴り響く曲で、作り手の日本への敬意が伝わって来ます。ひたすら楽しそうなブラットピットには好感。真田広之はもちろんいいに決まっています。あとアンドリュー小路。真面目な取り組みが伝わってくるかのようです。こう言ってはなんですが『ちゃんとした』作品に起用される事を願っています。他の殺し屋も全員よかったです。
