気体

ブレット・トレインの気体のレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
4.6
これまでの伊坂作品の映画化の中で一番成功していると思う。伊坂幸太郎でありデヴィッド・リーチだった。最高。


序盤こそ、これはついていけるのか?
と若干不安を抱くものの、
モブキャラの使い方が上手くて流石。
そこで引っ張っておいて気付いた頃には演出に馴染んでいるのが見事だった。
バランスがいい。

R15なのでそれなりにグロテスクさはあるものの、
一部を除いて小気味のいい吹き飛び方などお祭り方面の血飛沫なので安心して良いと思う。

予告の時点ではあの胸糞が登場する小説がトンチキジャパン映画になって帰ってきた!?
と思ったけど予想以上に原作に忠実。
それでいて改変もうまい。完全に伊坂幸太郎を理解している構成。
畳み方は原作よりも綺麗とすら思う。


唯一、ちょっと長いのが惜しいところ。
でもあれもこれも思い返せば必要だったし、
なにより本当に面白かったので仕方なし!
真田広之が金カムより先に電車で土方やっちゃうもんね!
ラストにかけてのお楽しみはデヴィッド・リーチとブラピのお陰だよね!
あー楽しかった〜!
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