伊坂幸太郎の小説を読みまくっていた時期があり、本作は未読ですが、これは思いっ切り伊坂幸太郎の世界観だな、と。
緻密なプロット、アクの強いキャラ、思わずニヤリとしてしまうユニークなセリフ。どれもがまさしく伊坂幸太郎節であって。ハリウッド映画と相性がよいことには素直に驚きます。
とは言え、変てこジャポネスクでもいいじゃん！と割り切った世界観。ネオンが輝く異様にカラフルな画色。2時間という、この手の映画にして長い尺。そのどれもが視聴者の体力と集中力を削いでいきます。
B級映画になりそうな要素もありますが、そこはブラッド・ピットのおかげで、ハリウッドのエンタメ大作という風格を保ってくれました。
そして、久々に伊坂幸太郎を読みたくなったぞ！
