熱烈なファン

ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦の熱烈なファンのレビュー・感想・評価

1.2
これ系のサメ映画をちゃんと観たのは初めてかも。

ホームビデオ以下の画質と出演者の身の入っていない演技、特殊技術の使い方にサメの造形など、映画と呼ぶにも憚られるような出来だが、これがZ級サメ映画だと言われてしまうとぐうの音も出ない。
低品質な造形のサメは、案外ヴィレッジヴァンガードなんかで売られていたらついうっかり買ってしまうかもしれない愛嬌のある出来だ。

みんな大好き私も大好きなミスティック・シールドのシーンだが、話としては主人公の父親が娘のために命を投げ捨てて凶暴なサメと対決するシーンなので自分の脳内で映像を整えて涙したいと思う。
サメの光弾(何言ってるかわからないがこのサメは光弾を撃てる)を食らったパパ、そんな肩パン貰ったみたいなリアクションじゃなくてもっと痛がって欲しい。

あと個人的な見どころとしては2点
・夕食直後(ごちそうさまの時点)の皿が超キレイ
・森の中では静かにしてしゃがむと上空のサメをやり過ごせる。

約70分の自分のSAN値を測るテストが始まると思って、そういう感じで観ると良いかもしれないと思った。
笑いはあるので意外と耐えられないこともない。全てに突っ込みを入れる気で観ればあっという間に時間が経つのではないだろうか。

最後に、スコット・パトリック監督とは過去に「ジュラシック・シャーク」を手掛けたブレット・ケリー監督のことでスコット・パトリック名義では「ロスト・ジョーズ」も手掛けている。
この辺も観ておくと相違点を比べることが出来て作品がもっと面白くなる、のかもしれない。
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