このレビューはネタバレを含みます
DCのアニメシリーズではコレが一旦の区切りとなる最終作だそうな。アマプラに無いのも多く全てが見れたわけでは無いが、今までの統括としてふさわしいスケールの大きな作品だと思った、
ジョンコンスタンティンがジャスティスリーグに正式加盟した段階で、大きな作戦が始動する。
なんとダークサイドに対してこちらから先制攻撃を仕掛けようとするスーパーマンの提案。ヒーロー最強のスーパーマンの頑なな強硬策。既にヤバい。レックスルーサーら反対はも押し切る。
普通正義を遂行する者は後手に回るものだ。悪事が行われた後に平和のために対応することで正義は成り立ってる。正義は先に手を出した段階で正義じゃ無くなるのだ。だから今作はアポコリプス・ウォー=戦争なのだ。
なんとなんとボロッカスに負けて地球はダークサイドに完全侵略されちゃう。ワンダーウーマン、フラッシュ、グリーンランタン、サイボーグ、マーシャンマンハンターらが簡単に殺されてる…そしてバットマンはダークサイドに操られ傀儡化…
マジかっ?!いきなりすげー展開だな。
酒場で飲んだくれるコンスタンティンとエトリガン。エトリガン、悪魔なのにベロ酔いだ…
そこに力を失ったスーパーマンとレイヴンが訪ねてくる。スーパーマンをぶん殴るコンスタンティン。そりゃそーだよ。
コンスタンティンの能力で、まずリーグオブサアシンを率いているダミアン(4代目ロビン)を探し出す。そしてメトロポリスでクラークの妻ロイスレインと合流。なんとハーレークィンと地下ファイト戦ってる。只の新聞記者じゃなかったのか…。
ここでスーサイドスクワッドが仲間入り。キングシャークやチーター、ベインとかもいる。確かに彼らが最初に作戦に関わらなかったので生き残ってるのは納得。
地球のエネルギーを搾取するマシンを破壊し再びダークサイドの星アポコリプスに乗り込むために、敵側に取り入っているルーサーを襲撃。ルーサーの部下をメッチャ殺してる。生き残った人間なのに…
色々凄いが喜々としてハンマーで人間を撲殺するハーレークィンが最高!!!
エネルギー装置の破壊に残ったヒーローも戦い、バットガール、シャザム、コレまた結構死ぬ。
ていうか本当に滅茶苦茶死ぬ。
アコポリプスに行ったら行ったで、死んだはずのヒーローが機械化され敵となって襲ってくる。子供見たら泣くよ。なんつー展開。
フラッシュはネズミみたいに走らされてエネルギー供給されてるし、サイボーグはコンピュータと一体化させられてる。コンスタンティンもダミアンも戦死!引くわ!
冒頭から引っ張ってきた、レイヴンに眠るトライゴン、そしてフラッシュポイントを利用するラスト、終盤にかけて強引に畳み掛ける展開に多少ご都合主義は感じる。
それでも完全敗北を喫したヒーローたちのハード路線は、他に例を見ない凄まじい内容だった。
やはりアメコミの一つの到達点なんだろうな。