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ボクたちはみんな大人になれなかったのrokurotのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

振り返る。

2020年から、1990年代まで。

2011年、2000年、1999年、
それぞれの女性との思い出。

特に描かれるのは、はじめての女性。
出会う前、出会い、別れていくまで。

「フツー」だね。

と言っていた昔の彼女から、
Facebookで友達申請がくる。

彼女はマラソンの投稿や、
結婚式の投稿など、フツーになっていた。

それでもあの時の彼女の言葉は残ってる。
君は大丈夫、面白いから。

昔の記憶をたどり、
円山町のラブホテル前にたどり着く。
天井に宇宙が描かれた思い出の場所。

そこはもう、無くなっていた。

CD持ってくるね、
と、彼女は言って、別の道を行った。

その道を見て、振り返る。


感想

中身がなかった。

登場人物の中身も、物語の中身も。

あるのは洒落た映像と、
洒落た俳優たちの、上手い演技。

何の葛藤もなく、何の起伏もなかった。

原作ではもう少し、
キャラクターに魅力があったはず。

確かに宙に浮いてるような小説だったが、
なぜ、こうなった。

岩井俊二病かな。

風邪をひいた時、雑炊を食べながら観る。

それぐらいがベスト。

面白くも何ともない。

小沢健二の天使たちのシーンだけ。


プロットポイントは、なし。
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