突然ですが皆様は、
自分だけが大人になれていないような気がする時ありませんか?
コチラは、そんなことを考えたことが一度でもある方に観てほしい映画です。
タイトルは
「ボクたちはみんな大人になれなかった」
本作は佐藤という男の21歳から46歳までの人生を描いている映画なんですけど
余韻すごくて、観終わった後も色々考えちゃいました。
僕、子どもの頃は心の何処かで
いつか勝手に大人になるんだろうなぁと思ってたんですけど
実際、四半世紀生きてみると
就職して社会人にはなれても、大人になるのって難しいなぁって思うんですよね。
誰も大人になる術を知らないのに
ずっとこのままという訳にもいかない。
若さも少しずつ失っていく。
そしたらもう、なんとなく普通になっていくしか無いのかもなぁとか
この映画を観て思いました。
でもその「普通」というものが、若ければ若いほど敗北や妥協に思えて受け入れ難い。
「普通」を愛しいと思えるようになるには、誰しも膨大な時間を要するのかも知れません。
「しょーもない」と思ってしまっていた日々も、いつかは愛しい記憶へと変わっていくようなそんな予感を感じさせてくれる作品です。
そして、本作で21歳から46歳までの変化を自然に演じていた森山未來さんと東出さんが凄すぎました。
役柄の年齢に一切違和感がありませんでした。
あと、人生の中の長い年月を描く作品の多くが少しずつ時間が進んでいくのに
本作は、ストーリーが進むにつれて過去に話が遡っていくという描き方が斬新だなぁと思いました。
過去に友人や彼女から聞いた言葉が現在では自分の言葉になっている。
そんな表現が多いのが印象的でした。
ずっと一緒に居られる人なんて
人生の中にほとんど居ないけど
それでも
一人で生きてきた訳じゃないよなぁ
とか当たり前で大切なことを改めて感じました。
忙しない日々を生きて疲弊している方は、
Netflixで観られるので是非観てみて下さい
何か刺さるものがあると思います