そーる

星の王子ニューヨークへ行く2のそーるのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

30年ぶり?の続編。
んーーー、、
やはり今のご時世的に1ほどの勢いあるものは作れなかったか、、という印象。
懐かしの俳優達が皆集結して楽しみだったし、
もちろん笑える部分などもあったが、、

特に1と同じような話の構成にしたかったのだろうがまるで違う。

もちろんセクシーチョコレートや変態牧師、バーバーショップなんかは健在で面白かった。
(特に"タイプは懐中電灯が必要くらい暗くすると見えなくなるほど真っ黒い女がタイプ"という台詞には笑わずにはいられなかった。笑)

しかし、マクダウェルのマップ掃除、ヘアスプレーのソウルグロー、バスケットボールの試合、、
印象的なシーンがたくさんあったが今作では思い出せる箇所がない。

確かにアキームは時代伝統を変える為にそして自分の心に素直になるために許嫁ではない心から愛する人と一緒になった。
しかし今作では異国の文化を肯定し自国の伝統を蔑ろにするように描いているように見えた。
変える、ことと蔑ろにする、とはまるで違う。

特に、娘を即位させるために法律を変える、
息子の心を大事にし、許嫁と政略結婚などはさせないようにする、などは『より良く変える』ことだと思う。
しかし、ザムンダ王国の伝統文化にクィーンズ式の伝統文化を流用する、というのは違うと思ってしまった。
その国に降り立った異国人が、自身が住みやすいようにその国の伝統文化を変えて自身の文化をそこで根付かせることはどうなのだろうか、、


劇中にあった、
『過去の良かった作品の続編を作るのは良くない』というセリフがここで効いてくる。
1のまま終わらせておけばやはり良かったんじゃないかな。
そーる

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