Takhio

浅草キッドのTakhioのレビュー・感想・評価

浅草キッド(2021年製作の映画)
4.8
想像を超えてよかった笑 泣いた。

世の中いろんな愛があるけど「師弟愛」もいい愛だなあ。
良かれと思ってしたことがパワハラやらモラハラになもなり得る現代で、愛のある上下関係を見つけることは難しい。
だからこそ大泉洋と柳楽優弥の師弟関係に、現代では少なくなった師弟愛が見えました。

柳楽優弥が怪演。ここまでお芝居うまいと思ってなかった。想像つかないほどにビートたけしの資料を漁り、役作りしたんだろう、、

竹原ピストルの「カウント10」の歌詞を思い出す。

「誰かが言ってた。人生に勝ち負けなんてないんだと。確かにそうなのかもしれない。
しかし、人生との戦いにおける勝ち負け、二アリーイコール、自分との戦いにおける勝ち負けはやっぱりあると思う。
ぼくは絶対に負けたくないから、どんなに打ちのめされようとも、また立ち上がって、またどこまでも拳を伸ばす。ちなみに話は変わらないようで変わりますが、ぼくは“人生勝ち負けなんてないんだ”という人の人生に心を動かされたことは、一度たりとも、無い。」

笑われるのではなく笑わせるために一生かけて芸を磨いてきた人の人生だからこそ心を動かされる。感動した!浅草キッドを口ずさんでしまう。
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