泣ける師弟映画!
芸人のみならず映画監督としても偉業を成し遂げた映画人からもアツい支持を受ける北野武の伝記映画
芸人としての成功までを描いてる
監督の劇団ひとりは個人的に好きな芸人でもあるんだけどアドリブ芸の他にも映画監督としてのセンスも素晴らしい
笑いの伏線回収がエゲツない
ハイヒールのくだりとか、あれだけで泣ける
武を演じた柳楽優弥の再現度が凄い
タップダンスも良い
さらに大泉洋演じる武の師匠もめっちゃ良かった。武が急遽舞台に出なくちゃならず台詞もくだりも分からずアドリブのみで舞台に上がらなくちゃいけない状況で何しても笑いに変えてしまう師匠の凄味が伝わるシーンは笑えるしグッとくる
不器用ながら武を弟子として最後まで面倒を見る師匠の鑑
武が芸人として成功する中厳しい舞台営業を続けて喧嘩別れした武との賞金のくだりからの居酒屋のシーンはハイヒールの伏線も相まってこれぞ笑い泣きな名シーン
師弟映画の新たなる傑作が誕生
大泉洋のポテンシャルと役柄がベストマッチで柳楽優弥の演技力の素晴らしさ
邦画に疎いからこんな素晴らしい俳優がいるのかと実感した
劇団ひとりの監督センスの素晴らしさ
久々に邦画で「傑作!」と叫びたくなる作品を見た!