時代を超えたカッコ良さ!
芸人は笑われるんじゃねぇ!笑わせるんだ!
芸に、そして人として厳しくそして曲がらない浅草の芸人
大泉洋演じる早見
そんな深見が自分の芸人魂を継承させようとした現ビートたけし。
現在のビートたけししか知らない人は
MCでなんかフガフガ言っている大御所、コントは・・・やってたんだよね?
たけし軍団?なんか聞いたことある!
くらいかもしれない。
そんなビートたけしの芸人人生を描いた秀逸な映画でした。
芸人でも、営業マンでも、経営者でも
自分の美学を貫き通す人の言葉や人生ってなんであんなに心に響くのだろう
この映画は美学を貫き通して生きた浅草の芸人の物語です。
視点はその弟子であるビートたけしですが
主人公は深見でしょう。
観ていて思い出したたけしの言葉があります。
「同世代の芸人は戦友みたいなもんで
昔は張り合ったり、いがみあったり、喧嘩したりしたけど
ここまで芸の道で生きてきたやつはみんなかけがえのない戦友だよ
そんな奴らが1人また1人って芸の道をやめていく、それは寂しいもんだ。」
志村けんが亡くなった時にも同じ言葉を思い出した。
ラスト10分くらいは珍しく泣きました。
悲しいでもなく、怖いわけでもなく
切なくて、人の想いや生き様で泣きたい人にはおすすめです。
仕事頑張ろうって思える一本でした。