U-NEXTにて字幕鑑賞。
あらすじは1985年軍事政権下の韓国
大統領選挙候補としてイ総裁が名乗りを上げるが、帰国して早々国家安全政策部に捕まえられ、共産主義者に仕立て上げる為に家族共々自宅軟禁状態となる。
そこへユ・デグォンが盗聴を行う監視チーム長となるが…というもの。
”それが愛国心なのか？“
物語自体はフィクションながら現実にもあった様なリアリティライン
意外とコメディー色が強い
前半コメディー、後半シリアスなポリティカル・サスペンスドラマ
ユ・デグォンの部下2人ポンコツ感半端ないし
お礼に野菜を貰えば殺鼠剤が入ってるか疑ったり
家に侵入して証拠を改竄しようとしているのに、侵入前に顔をバラす余計な事するし
イ総裁の大学生の娘には惚れてるし
盗聴、侵入もバレるか否かをコミカルに描いている
このままコメディーで展開していくのか…？と思ったら、チラチラとどこかしらで出演しているキム・ヒウォン演じる国家安全政策部の室長と部下のクソ下衆っぷりと傲慢さ、恐ろしさが垣間見えてくる後半パートから徐々にしんどくなっていく…
本来なら盗聴を行う主人公がクソムカつく敵役として描かれるのに、今作では俺がやっている事・任務は本当に愛国心あっての事なのか？
ただ国を変えようとしている愛国者とその家族を苦しませているだけではないのか？
情報の行き違いとはいえ、家族までも手を掛けてやる事なのか？
盗聴と交流をしていく事で見える監視対象の人物像
任務の狭間で葛藤する主人公像がとても良かった！
キツい場面もあったが、ラストはほっこり
コミカルとシリアスの振り幅が凄かった
