ドキュメンタリー
私にしては珍しいチョイス。
きっかけはピーター・バラカン氏。
彼がチョイスした音楽映画フェス（MUSIC FILM FESTIVAL 2024）
ピーター氏のトークショーセットでの映画上映があると聞いて喜び勇んで観に行った。
学生時代UKロック好きだったので、小林克也氏の「ベストヒットUSA」よりピーター氏の「ザ・ポッパーズMTV」好んで観てたので。
はい、ミーハーな動機です。
映画は不世出のジャズシンガー、ビリー・ホリデイの壮絶な生涯を、200時間以上の録音テープと生前の彼女の貴重な映像を織り交ぜ構成されたドキュメンタリー。
父がジャズ好きで常に家のオーディオでジャズやクラシックが流れてる環境で育ったので、彼女の歌も聴いたことはあったけど今作を観て彼女の歌唱の凄まじさの背景にあるものを感じることが出来て、終始圧倒された。
特にあの有名な「奇妙な果実」の歌唱シーンは、息を呑んで（多分息するの忘れてた）、身体中の神経を全集中して観た。そうさせる何かが、そこにあった。うまく言えないけど。
どうして才能ある女性シンガーって、つまらない男達に搾取されドラッグや酒に溺れて亡くなってしまうんだろう…
エイミー・ワインハウスのことを思い出した。
