黄色のはな

くれなずめの黄色のはなのネタバレレビュー・内容・結末

くれなずめ(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画になりました。

一番最初観たときは、ただただ、ウルフルズの曲が聴きたくて、どんな話かは、あまり入れずに観に行ったら、「なんか分からないけど」こころに刺さり、いい映画を観たなと思いました。。本当は悲しく描けばそうなるところをとてもコメディタッチに描かれてる。爆笑するけど、号泣してしまう。感情が忙しい。会話はリアルだけど、リアルではない。

終盤のあのシーン。不思議だけど、あの世を描くなら、面白すぎです。突拍子もなくて、シュール、でも想い出の文化祭にそんなことしてたんじゃないかなとちょっと思いました。あの世を想像したならそんな世界感なんでしょうね。

思い出すことってそう、ドラマチックでもなくて、日常、ふとした会話だとか、その人にまつわることで、それを思い出すだけで、そこにいるって思えるんですよね。いや、いますよね。目にはみえないだけで。

で、「引きずることから逃げるなよって」台詞。救われた。引きずってもいいんだって。忘れること出来ないこと、曖昧なこと、あったっていいんだって思いました。でも、その気持ちと忘れるとか、別れるとそういうことでもなくて、受け入れつつ、明日もやっていこうって気持ちかなと思いました。

今、笑えるって大事です。この笑いが何故か号泣、泣き笑いになっちゃうっていいな。最後の景色とずっとみんなで暮れなずみながら歩いてる。このシーンとエンドロール、ウルフルズのゾウはネズミ色、最高✨

仲間って最高✨

また観に行きます!
黄色のはな

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