このレビューはネタバレを含みます
別れとか結婚とか夢とか、そういう具体的なものがもつ曖昧さ"実感のなさ"を色んな角度で描いていて、それをラストシーンのくれなずむ夕日の美しさが全部肯定しているように思った。
見終わった後に心に残るもやもやが逆にすっきりと心にあって、不思議な気持ちでした。出会ってきた人達、過ぎていった時間を思い返したくなりました。
6人それぞれのクオリティがとても高くて、懐かしい気持ちになったり、セリフにドキッとしたりしました。特に演劇公演後のシーンは胸にきました、すごかったです。
この映画に明るい歌をかけるトータス松本は本当にすごいですね。「ゾウはネズミ色」最高でした。