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くれなずめのコンのネタバレレビュー・内容・結末

くれなずめ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

小劇場の空気を感じるのだけれどテレビでみてる人がお芝居をしてる違和感がとても不思議な作品でした。成田凌くんはもちろん素敵なお芝居をする役者さんなのはわかってる。けれど、こういうのもやるんだな〜となり…いま知れて良かった。

青春物語と思いきやちょっとファンタジー?ファンタジーだけでは片付けられないけど何も知らずに観ることをオススメしたい作品。
このご時世となり映画館に足を運ぶことが少なくなってしまい個人的に寂しいけど、楽しい思い出が若い頃にあった人ならなんだか胸が熱くなるだろうし、こんな思い出なかった人は、ちょっと羨ましく感じるかもしれない。
今更ながら佐々木、イン、マイマインを観たばかりの私は藤原季節くんの泣きのお芝居がとても印象に残った。

そして延々と出続ける豪華キャスト陣。これはどんなご縁かはわからないけれど、松居さんのこれまでのお仕事ぶりの賜物なのかなあと思うとにこにこしますね!どこ目線なのかわかりませんが笑
今回何も情報を入れずに行ったのでこの人出るって言ってたっけ?となりながら観てたらずっとたくさんのすごい人たちが出てきて作品自体がちょっとしたアトラクションでした笑
こちらは事前告知されてたけど個人的にあっちゃん最高点でした!

吉尾ってそれこそその辺にいそうな普通の男の子だけど、仲の良かった5人にとってはこんなに楽しくてたまに苦しい思い出に溢れていて、この狭い中での濃い思い出を共有している友人たちの姿がとても輝いていて、一生忘れないもののはずなのにどこかに忘れてきてしまっていた思い出をみんなでまた共有するの、とてもよかった。
あんなに仲が良くても大人になってその土地を出れば高校時代の友人って離れてしまいがち。くれなずんでんなあ、てすごい言葉だなと大発見すぎた。教えてくれてありがとうございますのきもち!
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