麩

くれなずめの麩のレビュー・感想・評価

くれなずめ(2021年製作の映画)
2.9
松居大悟がずーーーっとやってる「いつまでも小学生男子な俺たちが、ダサくて青くて最高な俺たちが、大好き!!!!!!!!」というリビドーが終始だっくだくに溢れてて人を選ぶなぁと思った
舞台版だったら、ゴジゲンの人たちがやってたら、最後訳の分からん熱量にうるっときちゃうだろうなと思うんだけど
映画だと、裸でウルフルズ歌った後が長いな〜と感じてしまい
最後の泣きながらやり直すところとか、ちょ、もう、くどいよ
ってなったのが不思議
味付け濃いだけならまだ良いんだけど、量まで多いとね、みたいな

私は松居大悟の作品(ワンダフルワールドエンドです)に救われたことがある側の人間だから終始微笑、ときどきクスクス笑ったよ
仲良しグループのじゃれ合いがぬるい面白さで、散りばめられたおふざけの中に好きなセリフいっぱいある。一番は藤原季節の「重くなりそー重くなりそー、、、重い(笑)」
ゴジゲンの舞台もそうだし松居さんの映画やドラマもそうだけど
好き嫌いで言ったら好みじゃないけど
観たら、ちゃんと楽しい瞬間がある
っていうのは本当にすごいよなと彼の作品を見るたびにしみじみ思います



ていうか高良健吾さんこんなに下手だったかな?????
めちゃくちゃ合ってなかった、彼のターンになるたびに、これは、嘘です!!!!私たちは、お芝居をしてます!!セリフを言ってます!!っていう物語の虚構をめっっちゃ感じた
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