ほたてちゃん

くれなずめのほたてちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

くれなずめ(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

成田凌を見る度に、いいな〜と思って、成田凌の作品を見よう!と思って、丁度この間、『ちょっと思い出しただけ』をみたのもあり鑑賞。
今年の終わりにふさわしい内容の作品だった。
成田凌は、ちょい悪系の方が個人的には好みだと思うけど、今回の役どころも良い。
優しい雰囲気と真面目な所が、なんとなく浦に似ている。

死んでしまった人とも、普通に会話できている映画の中の登場人物達が羨ましい。

実際、私はめちゃくちゃまだ引きずっていて、沢山思い出すけど、高良健吾が、
はっきりさせようとすんなよ。引きずることから逃げるなよ。いつもみたいにヘラヘラしようぜって言ってくれてありがたかった。
もう少しだけ私も引きずりながらヘラヘラしていたい。

過去でも書き換えに行こうぜ。
書き換えれたらどんなに良いかと思うよね。

仲間たちの回想シーン、お線香を上げに行った帰り道の会話とか、それぞれにメールで亡くなったことが知らされた時の感じとか、色々記憶とリンクして号泣だったけど、ファンタジー?コメディ?仕立てに楽しく回収してくれて重たすぎなくて、そこがまた良い。

ただ、5人の会話が無くなった時の間がすごくリアルだった。
死後の世界で話している感じも、多分私たちも彼にせっかく会えてもあんなふうに言われそう。笑
別に会いたくないし。とか、老けた?とか。笑
私も、普通に会話したいなー。
この映画を見て、やっぱり何かしらで魂とは会話できるって思えたから信じ続ける。
ほたてちゃん

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