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世界で一番しあわせな食堂のfillyjonkaのレビュー・感想・評価

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)
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制作費の3分の2以上を中国人が出しているのだから、まあ仕方ないんですけど。
たとえば日本なら?こういう感じ。


日本の片田舎、どっか北方の村に素性の知れないフィンランド人がやってきました。


泊まる当てもないので親切なおかみさんが寝床を提供しました。


翌朝食堂でご飯を食べていると、フィンランド人の観光客が団体でやってきて、提供されたご飯とみそ汁を横目に「ボルシチは無いのか?」と聞いたりするのを見たので、そのフィンランド人は「私がサーモンスープを作ってあげましょう」と厨房に入っていき、フィンランド料理を作って食堂のおかみさんに感謝されました。


さらに翌日、フィンランド人は今日も厨房で料理すると言い出しました。(観光ガイドに電話して今日来ることを調べたそうです)


この日を境に、和食はやめてフィンランド料理週間が始まりました。


店内はフィンランドタンゴが流れ、マリメッコのテーブルクロス、イッタラの食器、食堂はどんどんフィンランド風に変化していきます。


フィンランド伝統料理はハーブをたっぷり使い、何となく心と体が癒されます。


食べるとすぐさま体調が良くなるような気がして、重い病気すら治りはじめたような気になり、村人はフィンランド料理に夢中になりました。


みんなフィンランド料理が生活に無くてはならないものだと認識し、優しく頼もしいフィンランド男性に感動し、その話が広まった結果、国中にフィンランド料理店がたくさんできるようになりました。
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