リーズ国際映画祭にて。

哲学者で作家のエドモンド・バーグがロンドンを追放され、使用人一人を伴いアルプスに旅に出るロードムービー。

実話なのかな？と思ったらどうも創作ぽい。

反政治的な見解で追放された(らしい？)エドモンド、プライドだけは高く、都会での身分の高い生活は完全に抜けてないので、大自然をトレッキングするような旅なのに、身なりがかなり場違い。

コミカルにいけば面白そうなんだけど、クソ真面目にズレてるエドモンドに苦笑いするしかない😅

自分を圧し殺してひたすらエドモンドに仕えるアワクの忍耐力に感心してしまう。なぜそこまでしてついていくんだろう。彼女も何かを見つける旅に出たかったのか？

自然を制覇し｢崇高な自分｣を再発見したいエドモンド、ふたを開けてみればロンドンでの｢箔｣が落ちてただの嫌なおじさんになってる。

彼は大自然からインスピレーションを得て新作を書くことができるのか。自然の中で二人が得たもの、待っていた結末は…まあそうでしょうねという感じ。

アルプスの壮大な景色をバックにした映像はすばらしかった。