Netflixオリジナル。実話ベース。
何だか言葉にならないせつな～い雰囲気漂う映画。最強レベルの雰囲気映画。でもメッセージ性も深い。
今日は気が立ってた日だったけどこの映画で少し落ち着いた。
考古学に興味のある女性が掘りたい土地があったが博物館に断られ、通称「学位を持たない考古学者」と呼ばれる有能な男を個人的に雇い掘ったところとんでもない発見をしてしまい、国レベルの介入が入る話。
まあ実話なんだけど設定の何から何までが切なさに繋がってる。
そもそも時期が第二次大戦初期であること。男が学位を持たないがために今まで冷遇されてきて、ようやく大きな発見をしたのに手柄を横取りされること。女が過去に軍所属の旦那を戦闘で亡くしていること。心臓に大きな疾患を抱えていること。
何から何まで儚い。
女の幼い無邪気息子が弱っていく母を想い泣くシーンはこっちも泣きそうなったわ。あの息子の純粋さは全体的に泣ける。
考古学と人生論を結び付けた世界観。
人は死んでも終わりじゃない。全ての人間の歴史の積み重ねの上に今がある。
戦争下だから尚更それが際立つ。
本筋とあんまり関係ない恋愛展開もあり。これも中々良い。純愛だね。
主人公の女性役のキャリー・マリガンが儚くて美しすぎた。
どストライクな女性でした…笑
