自閉症やアルコール依存症、養父からのプレッシャー等、生きづらさを抱えた人たちに寄り添い希望を見出そうとする姿勢は感じるが、それにしては少しおざなりな物語のたたみ方にイマイチのれない。
歌・ダンスパートもすごく楽しく面白いのだが、やはり自閉症の子を描くにあたってそれはどうなんだと思うところが......
あとは初監督作品というのはあるけれど、脚本が上手くまとまっていなく長く感じる。2時間を切っている映画の体感時間ではなかった。
結局のところ、“映画”として綺麗に作ろうとしすぎているのだと思う。それで伝えたいメッセージがブレるくらいなら不格好な方が全然良い。