地球外生命体

ライフ・ウィズ・ミュージックの地球外生命体のレビュー・感想・評価

2.8
ステージで素顔を見せない“顔なきポップスター”として世界的注目を集めるシンガーソングライターのSiaが初メガホンをとり、自身の半生を投影させて描いた音楽ドラマ。初の映画監督にして、Sia本人が原案・脚本・製作も務め、12曲もの劇中歌も書き下ろした。

11歳の時に出演したSiaのMV『シャンデリア』でのダンスパフォーマンスで注目され、以降数々のSiaのMVに出演しているマディ・ジーグラーが妹ミュージックを演じる。ミュージックの頭の中に広がるカラフルな世界を表現した幻想的な音楽シーンでは、Siaが書き下ろした楽曲の数々に乗せてキャストがダンスと歌唱を披露。

アルコール依存症のリハビリプログラムを受けながら孤独な日々を送るズーは、祖母の死をきっかけに、疎遠になっていた自閉症の妹ミュージックと暮らすことに。感受性豊かで周囲の変化に敏感な妹との生活に戸惑うズーに、アパートの隣人エボが優しく手を差し伸べる。3人での穏やかな日常に居心地の良さを覚え始めたズーは、自身の孤独や弱さに向き合いながら少しずつ変わろうとするが……。

★2021年ゴールデンラズベリー賞
最低主演女優賞(ケイト・ハドソン)
最低助演女優賞(マディ・ジーグラー)
最低監督賞
★2022年インターネット映画批評家協会
最低作品賞
地球外生命体

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