碧

キャラクターの碧のネタバレレビュー・内容・結末

キャラクター(2021年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

情報解禁から今日まで、ずーっと楽しみに待ってきたけど…
期待をはるかに超えてきた。
Fukaseが凄すぎた。
あらかじめ芝居の勉強をしたそうだけど、そういう努力とは別の…素質?資質?
表現者の方って、カテゴリー関わらず魅せる力を蓄えているんだな…と実感。
残虐な殺人とは真逆なFukaseのウィスパーボイスとのバランスが絶妙すぎて何だか美しくもあった。
菅田くんには安心しきってたので、言うことナシ。お見事。
2件目の殺人で殺されてしまった息子に池田優斗くんとか、興味深いキャスティングも。
私的には、小栗さんにグッときた。
菅田くんとのシーンとか…言葉に出来ないけど、ただただ良かった。
人間の色気ダダ漏れ、というか。

とにかく『Fukaseブラボー』
1番言いたいのは、それ。

6/13、2回目。
2回観たからこそ、やはりあの無能な警察のやり取りは時間の無駄だと思えた。隙間で十分。
同じ時間費やすなら、両角の生態についてもっと見たかった。
4件目の殺人で(勘違いかもしれないけど)まだ息のある少女に両角が「ごめんね」と言ってトドメを刺したように見えて(言ったあと凶器を置いたから)善悪の認識…というか、普通に良心はあるのだな、と。
だからこそ、山城と対峙して夏美を刺したあと「殺人は体力使う」「そんな簡単に死なない」と言う両角はやたらリアルで、やはり私の好きなサイコパスだった
ラスト、夏美を見ている視線は?
一見続く感じに見えるけど、でも両角はそう簡単に出て来ない…けど、あれで終わって欲しくないサイコパスでもある。
碧