突然ですが、
恐ろしくて魅力的なキャラクターの悪人を想像してください。
想像できましたか?
そのキャラクターにリアリティはありますか?
きっと無い筈です。
そもそも悪人が魅力的なのは、漫画や映画の中だけの話です。
魅力的な悪人を思い描こうとすればするほどリアリティは損なわれる。
ただ一つの方法を除いて、、。
こちらは、そんな映画。
タイトルは「キャラクター」
ここからは、あらすじ。
主人公(山城圭吾)は、漫画家としてデビューすることを夢見ていた。
圭吾の画力は誰もが認めていたが、お人好しであるが故にリアリティのある悪役が描けなかった。
そんなある夜、圭吾は4人家族が惨殺されている現場を目撃する。
そこには、一人の美しい殺人鬼が居た。
圭吾は彼をモデルに漫画を描き、成功を掴み取る。
けれど、それは絶対に描いてはいけない漫画だった、、、。
という感じの映画なんですけども
久々に、手汗をかきながら映画を観ました。
なんと言っても本作で演技初挑戦のFukaseさんがすごい。
殺人のシーンに生々しさがあって、
「え?本当にこういう人?」と思ってしまうほどの迫力を感じました。
山城圭吾を演じている菅田将暉さんの前で挙動不審なのもアドリブらしいです。
あの感じがまたリアルで怖い。
現実でこんな人に付きまとわられたら
めちゃくちゃ怖い!っていうのが想像しやすくてゾッとしました。
「優しい殺人鬼」というのを意識して普段よりワントーンあげた丸み帯びた声で喋っていたらしいです。
優しそうな雰囲気とやっていることのヤバさが狂気を加速させていました。
邦画のサイコサスペンスの中でもかなり面白かったです。
あと、個人的には小栗旬さんの役がめちゃくちゃ好きでした。
可能であれば映画館で観ることをオススメします!