ぼくは誰なのか
設定が面白い。
殺人犯と、殺害現場と犯人を目撃した漫画家。この二人が織りなす物語に引き込まれました。
特徴的なキャラクターを生み出せない漫画家が、殺人犯にインスパイアされるという展開。そして、その結果生まれた漫画に酷似した実際の殺人事件が起こる。
猟奇的でいて、いくつもある点がどう交わっていくか先の展開が中々読めない良作でした。小栗旬には驚かされましたね。
一方でオープニングなどで挟み込まれるゲーム感が強いBGMが緊張感を生む類ではなく、煽りが強いためリアリティが薄れてしまったのは残念。
そしてラストについても、ツッコミどころが怒涛に出てくる。これまで積み重ねていたものを投げている印象で、最後のあたりはそりゃそうなるでしょ、、、警察もあかんでしょ、、、とツッコミを入れたくなりました。