このレビューはネタバレを含みます
全体的に面白かったけど、なんか惜しい、所々もうちょっと説明が欲しい…!ってなる映画だった。
両角については戸籍も名前も「何もない」というのが答えだから、なんであんなに殺人にこだわるのか、尾行も殺しもうまいのか、何もかも分からない、という終わりになったんだろうなというのは何となく理解できる。
でも両角のバックボーンについて、何も分からないわけではない(村については触れてる)から、何もないというより「何もないことにされた」というだけだから、
結局なんで殺すほど4人家族が憎いのか、あそこまで殺人能力高いのか、最終的にその辺りに答えがなさすぎてモヤっとはする。
辺見についても、最初は自分がファンだったのが今度は辺見が僕のファンになって…みたいなところも、ふわっとしすぎて、そこで繋がるんだ!とか、なるほど!みたいなのも一切ない。
もうちょっと説明が欲しい。流石に分からなすぎる。
あとは、最後の方の警察が無能すぎて(笑)
清田刑事が生きてるところまではずっと面白かったのに…!
だからこそ、死んだのが最後の山城vs両角の攻防と、辺見が逃げ延びてる(いつか殺しにくるかも)という後味の悪さを描きたいというだけのためのように思えてもったいなかった。死に損。。