今まで見た吉田監督作品は好みではないが思わず唸ってしまうものが多かった。
この「blue」はエログロなしで、かなり好みに近い。ボクシングシーンも会話劇も自然。撮り方もドキュメンタリーのようで、きちんと、そこに生活・人生があると思わせられる。役者の凄味を存分に引き出している丁寧な邦画。
とくに松山ケンイチの動きが美しすぎて！！ラストシーンは周りの空気まで光っている。
めちゃくちゃいいだけに、途中で分かりやすいおまとめコーナー（ダイジェスト）や回想シーンが始まって劇伴含め突然ダサくなるのが。。興行的に入れなきゃいけないやつなのだとしたら、いつか全力で監督のやりたい方に突き抜けたものが見たいです
