しらすごはん

BLUE/ブルーのしらすごはんのレビュー・感想・評価

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)
3.6

負けっぱなしのボクサーの物語。

ひたむきに努力し続ける青コーナー=挑戦者の生きざまが描かれます。

努力は報われなくても、ボクサーが美しく輝くことはありえる、

正統派のスポーツ映画となってました。


主人公の瓜田(松山ケンイチ)は無名のボクシング選手。

かつて束の間勝利をえたこともあったけれど、成功はつかめていません。

才能ある後輩(東出昌大)に、簡単に追い抜かれてしまいました。

ですが、理論派の彼は、後輩へのアドバイスを厭いません。

素人同然の練習生にも熱心に指導していきます。

そして、瓜田は結果として最後の対戦を迎えることになります…

もう1人の主人公といえる楢崎(柄本時生)にも、感情移入して観てしまいます。

ひょんなきっかけでボクシングの世界に踏み込んだ楢崎が、瓜田の挑戦者の精神を引き継ぐラストが素敵でした。
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