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SLEEP マックス・リヒターからの招待状のktyのレビュー・感想・評価

4.3
ヴィヴァルディの『四季』の一部をミニマルのフレーズで反復して差し替えて話題になった作曲家、マックス・リヒターがLAの野外で夜から朝にかけて8時間の演奏をしたドキュメンタリー。観客はすべて簡易ベッドが提供され、聴くのも眠るのも自由な『Sleep』というコンサートを99分に凝縮。
グランドピアノとキーボード、ハードウエア音源とノートパソコン2台を駆使するリヒターと弦楽四重奏にアカペラという編成。会場探しから実現に二年半かかった前代未聞のイベント。
クラシック業界からは異端視されたこのイベントをもし日本で開催するならどこがいいだろう。

「数学と音楽の共通性」
「数列による作曲」
「思いついた瞬間に書く。」
「シンセサイザーはまるで生き物だ。」
「電子音楽とクラシックは僕にとって自然な組み合わせだ。」
「自分が聴きたい曲を自分で創るんだ。」
「睡眠は低周波だけだから、低周波だけの曲を創る。」
「もちろん僕はピアニストだから音符を目で追うだけでほぼ自動的に指が動く。」

作曲のヒントになる本人の金言満載😆
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