痛烈に映される社会の不条理。
1988年ペルー、とある女性が産院から乳児を誘拐される事件が発生。しかし警察や裁判所も相手にしてくれないので、彼女は新聞社を訪れる…
ペルーで起きた乳児誘拐事件を元にした社会派作品。今作は全編モノクロで描かれる社会の不条理に辟易しながら鑑賞しました。まずオープニングからペルーの"不条理"史を写真という形で見せつけられる…ペルーの治安の悪さというかここまで不寛容なのかと辛くなるがこれが現実か。
内容的には乳児誘拐事件を追う記者と救いを求める母親をずっと映していくが、なかなか進まない話に辟易というか退屈だった。
