日頃の鬱憤が溜まりに溜まりまくったおっさんが、ロシアンマフィアを相手に大暴れしまくる。
そういった内容の作品です。
序盤は主人公ハンクの平凡な日常のシーンが主になってるので、ちょっと退屈な部分が多かったんですが、今思うとあれはハンクの中でフラストレーションが徐々に溜まっていくのを表してたんだと思います。
そして、中盤からはハンクの血と暴力によるショーが開幕していきます。
相手がチンピラだろうがマフィアだろうが、お構いなしに暴力を見舞っていくその姿はもう爽快でした。
また、クライマックスシーンにおける父親や兄弟との共闘戦も最高でした。
ハンクの父親役を演じたのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドク役でお馴染みのクリストファー・ロイドだったんですが、80過ぎてもなお、見事なまでに銃をぶっ放しており、元気そうで何よりでした。
また、脚本を手がけたのが『ジョン・ウィック』でお馴染みのデレク・コルスタッドで、実際主人公がナメてかかったら実はヤバいやつだった系だったり、相手がロシアンマフィアだったりと、『ジョン・ウィック』と共通する部分がいくつかありました。
日頃の生活に対し、ストレスを溜めている方には非常にうってつけの作品でしたし、自分にとっても今のところ今年観た映画で一番楽しめた作品でした。
あくまでも僕個人の感想ですが、もう今年一のストレス発散映画といっていいです。
