『ブレイキング・バッド』のソウル・グッドマン役、ボブ・オデンカーク主演のクライム・アクション。
アメリカ郊外に住むごく普通の家庭的な中年男性。強盗に自宅を襲われた後、徐々に本性を現していく。
"Give me the goddamn kitty cat bracelet, motherfucker!"
ドハマりとはいかなかったが、なかなか面白いアクション映画だった。
冴えないおっさんを装う、元凄腕の殺し屋によるブチ切れ暴走劇。9-5時の退屈な日々、家庭における肩身の狭い立場。刺さる人には刺さる設定だと思う。戦闘に向かう直前、妻にキスして"Don't call 911."というキメ台詞。ださ格好良くて好き。
脚本は『ジョン・ウィック』のデレック・コルスタッド。何気ない日常から、デカい闇組織が絡む大騒動に発展していく所は似ている。主人公の置かれている境遇を語るスタイリッシュな冒頭シーンが見事。
引き出し豊富なアクション。中でも爆弾装置の使い方が新鮮だった。壮大な音楽を用いた不謹慎な演出は最近の流行りやな〜。意外とやられるし、しっかり痛がるリアリティラインは担保。
個人的ベストバウトは、80歳オーバーのクリストファー・ロイド無双シーン。
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