このレビューはネタバレを含みます
安先生の子供時代から亡くなるまでを2時間で描くんですが全然窮屈には感じないしむしろ見やすくて良かったです。
精神科医になると決めた当初は自己紹介する時に『不安の安です。』と言っていたけどある時から『安心の安です。』と言うようになったシーンですごく心が温まりました。
震災時、子供と弱さについて話しているシーンで『おじいちゃんまだ見つかってないねん』といわれた時に自分だったらもうなんにも言えないなと思いました。ぱっとある言葉が浮かびましたが、『きっとみつかるよ』なんて無責任なこと言えないなって思いました。
震災が起こった時も、現在のように未知のウイルスが流行している時もやっぱり医療従事者の方々が最前線で戦ってくださっていることに感謝しなければいけないなと改めて強く感じました。
いくら自分や周りが苦しい状況で追い詰められていても苦しいのは医療従事者の方々も一緒だから殺気立っていても感謝を忘れてはいけないなと思いました。
この映画を通して安先生に心をケアしてもらった気がします。
2021-23