AkihikoOyama

ハウス・オブ・グッチのAkihikoOyamaのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
4.0
ハウス・オブ・グッチ
House of Gucci

巨匠リドリー・スコットがGUCCI創業家一族の崩壊を描いたドラマ。興味があったのでGUCCIを調べると、言わずと知れた3代続いたイタリアの老舗。現在グッチ家の人間は経営に関与していないのですが、何故関与していないのかが本作の物語です。面白いです。159分の作品ですが時間を感じさせません。あっという間に引き込まれていきます。
体当たりのレディ・ガガ演じるパトリシアが見上げた度胸で保守的な華麗なる一族を回していくのがカッコいい。血がつながらないと一族にはなれません。パトリシアも男の子を産んだらまた違ったでしょう。嫌いな人もいるでしょうが好感を持ちました。「スター誕生」よりもこちらの方が100倍いい。
ジャレッド・レトも好き放題演じています。まさに怪演。
アル・パチーノが出てくればゴッドファーザー感が出てきます。大好きなジェットコースターのような人生に時間を忘れます。程よく品が無いのも良い感じ。マーティン・スコセッシ作品みたいなとこあります。
ミラノの美しい街並みとか衣装とか車とか家具とかカッコよく眺めるように観ていられます。多分買わないというか買えないグッチの商品に興味が持ちます。グッチ家が認めたものがグッチという、ブランドってそうゆうものなのかも。テキサス出身のアメリカ人トム・フォードがグッチを復活させたとか、ブランドビジネスとは面白いものです。音楽もかっこいい。働く人におすすめです。
当時日本が豊かだったシーンも出てきます。グッチの上顧客である日本人は必見ですね。
AkihikoOyama

AkihikoOyama