AkihikoOyama

コーダ あいのうたのAkihikoOyamaのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.2
コーダ あいのうた
CODA

2014年製作のフランス映画「エール!」を忠実にリメイク。
原作はいい映画です。是非Netflixでご覧ください。この映画が好きだったので映画館に。
本作も家族の中でただ1人の健聴者である少女の勇気が、家族やさまざまな問題を力に変えていく姿を描いたヒューマンドラマ。「CODA(コーダ)」とは「Children of Deaf Adults= “⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども”」という意味ですが、音楽のコードの意味もあります。
主人公ルビーはエミリア・ジョーンズ。この人知りませんでした。スター誕生の予感です。監督シアン・ヘダー。相棒コナーを演じるのはフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。「シング・ストリート 未来へのうた」で歌っていました。これもいい作品。家族を取るか自身の将来を取るかで悩むところはリバー・フェニックスの「旅立ちの時」のようです。これもいい作品。
原作を忠実に再現しながら、今風、米国風にアレンジされて洗練されています。
変わったところと言えば、家業が農業から漁業に、弟が兄に代わっています。原作より過酷な状況なので、主人公が揺らぐシーンが心に刺さります。フランスの原作は「話せないのも、これも一つの個性」と言ってました。歌うシーンも多く、シモネタも増えて、よりエンタメ度は上がっています。原作と同じところは、音学の先生がいい味出しているのと、親が娘の才能を知るシーンです。おすすめです。手話ができるってかっこいいと思える作品でした。合唱シーンでデビット・ボウイのstar man歌っていました。デビットボウイの中ではかなり好きな曲なので、この曲を歌う米国の合唱コンクールって楽しそう。この曲聴いて帰りました。
親が10代の子供が何がクールで何がダサいか理解できないのは万国共通のようです。笑って泣けます。是非映画館に。

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