このレビューはネタバレを含みます
豪華キャスト陣の演技はやっぱり最高!
柔らかい雰囲気をまとうアダム・ドライバーはなんだか新鮮でした。
ただ佇まいや仕草にアダムらしさが随所に出ていて見ながら勝手にキャッキャしていました。
物語が進むにつれてレディー・ガガ演じるパトリツィアの格好が派手になっていたり身につけているアクセサリーが大きくなっていたり容姿と共に態度も大きくなって目つきもキツくなっていたり後半は本当に怖くて動悸が止まらなかったです。
アル・パチーノのカタコト日本語やエプロンをつけてお皿を洗うシーンなど細かいところで個人的にツボにハマっていました。
息子を演じたジャレッド・レトも怪演で憎めないキャラクターが最高でした。
グッチ一族が崩壊し経営から退いたからこそ今の時代においてもGUCCIというブランドが続いていると思うとなんとも皮肉だなと思います。
そしてその崩壊した様子がエンターテイメントとして映画になっているのも滑稽だなと思いました。