ハウス・オブ・グッチのkoukiのレビュー・感想・評価

要はグッチのブランドに取りつかれていたのは買い物客だけでなく、売り手側の一族も同じだったということ。個々人の本性を増長させる、この「ブランド」という概念がいかに厄介なものなのか。

リドリー・スコットは、ジェンダー的な点を直近の『最後の決闘裁判』と今回の２つで上手くバランスを取っているような気がする。偶然なのか狙ってなのかは分からないが…。でも『最後の～』でモヤってしたところも今は合点はいく。