このレビューはネタバレを含みます
制作裏の話。16年に出所したパトリツィアは製作陣もガガも誰ひとり会いにも来なかったの怒ってるけど、ガガはパトリツィアが殺人を美化しようとしているのではと危惧して会いに行かなかった。どっちの気持ちも確かに..となった。愛が狂っていく様はハラハラしつつも、コミカルなシーンもあって、派手なショーの演出も楽しい。パトリツィアのヘアメイク、衣装の変化も面白い。ガガ様の憑依を特に感じたのは、マウリツィオが亡くなってからパトリツィアが自宅に帰り、大きな黒いサングラスを外しアイメイクがドロドロになった眼でパオラに出て行けと睨みつけるシーン。そして冒頭にもあるアダムドライバーがカフェを出て自転車にまたがるシーン、表情の伏線回収というか演技に痺れた。あと、ほぼ生みたいな高級牛肉のった皿そんまま地面に叩きつけるのも良かったな