座敷豚

ハウス・オブ・グッチの座敷豚のレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
4.0
レディー・ガガとスカーレット・ヨハンソンが似てると思って今まで生きてきたが、レディー・ガガは相当なちんちくりんであることに気付かされた
これから先は死ぬまで似てるように思うことはないと思う

ちなみにレディー・ガガの演技を初めて観たがなかなか上手なのではないだろうか、わからないけど
ちんちくりんが下品に感じるというのは、差別的な見方であり良くない表現だと思うが役柄にも合っているように思う

この映画、実話ベースの小説から作られたものであるため映画も実話だということになる
そんなに昔の話でもないのに、まるで中世の王位争いのような世界が繰り広げられてるように見えたのは住む世界が違いすぎてリアリティを感じにくいからだろう(グッチ夫人は刑期を終えミラノで普通に暮らしているらしい)

俺でもなんとなくわかるのは愛っていうのは憎しみと表裏一体で暴走した強い想いというのは恐ろしいものだということ
そこに金が絡んでくるのだから金持ちの人生って大変だなって思う

この一連の話自体が興味深く観終わったあと色々ぐぐって調べてしまった

雰囲気や衣装、音楽も素晴らしいのだが、少し冗長に感じたのと画面の色合いが気になった
淡くコントラストが少し抑えられたFUJIFILMのクラシッククロームのような画だったが個人的には、もう少し派手に見える色使いのほうが良かったんじゃないかな、と思う

まあ、それでも良作だと思うし事実は小説より奇なりで楽しめた2時間半だった
座敷豚

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