そーる

バズ・ライトイヤーのそーるのネタバレレビュー・内容・結末

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

本作はトイストーリー、バズ・ライトイヤーの元となる映画の話。
テーマからして面白いですよね。
アンディが遊んでいたおもちゃのキャラクターが主人公の作品。

普通に考えたら映画の主人公がフィギュアになって登場、ですもんね。笑

さて、本作は公開後に賛否分かれる作品だったようですが個人的には、批判側のレビューの一つであった、いわゆるポリコレ作品だとは思いませんでした。
(これがポリコレならディズニーはもっと酷い作品がたくさんある、、)

特にストーリーを邪魔している感じもありませんし、違和感なく見れました。
宿敵ザーグとのくだりもうまく設計されているなあと感心。
本家(トイストーリー)では親子関係でしたが本作では時空のもつれで出会うもう1人の世界線の自分。

機体のハイスピードにより4分間の飛行が4年の月日を動かしてしまうと言うテーマ性も良かったと思います。

しかしいかんせん面白くないです。
ストーリーが個人的に全然面白くなかった。
盛り上がりに欠けますし、特に登場人物に感情移入もできません。
尺が短いからなのか、そんなに掘り下げてないんですよね登場人物に。
一見特徴があるようですが、これと言って印象的ではないキャラクターの数々、、

唯一あるとすれば、過去に戻ろうとする世界線のバズ(ザーグ)の主張には納得しました。
まあディズニーなので絶対そういう終わり方にしないのはわかっていましたが、
個人的にはエネルギーを過去に戻すために使って欲しかったです。

そもそも自分が最初にミスをしなければこの世界線が初めから無かったことになるので、
この世界線で生き抜いた人たちの記憶や生まれた人達の概念すらそもそも消えますから、
(相棒の生きた人生や家族含め)消失してもネガティブな感情になる必要がないと思うんですよね。

そしてこれだけ違反を起こしておきながら
捕まったあとは罰が全く与えられず、むしろチームを率いてくれって、、、
いや流石にあんだけ中佐?怒ってたんだからそれはないでしょう、、、と思いました。

どうも歯がゆい作品でしたね。
そーる

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