【女子の葛藤】
僕は、そこそこの年齢に達した女性が、自らを「女子」と呼ぶのに結構違和感がある。
この作品に出てくるまだ若めのさつきのような女性は、きっと、自らを女子とカテゴリーしているんだろうなと思ってちょっと笑ってしまう。
部屋を出ていこうとするボーイフレンドに、
「あっ、ごはん!!」
という言葉に、別の表現で引き留めようとする気持ちを感じながらも、素直になれないというか、独りよがり感も強く出ている気がする。
なぜ、「どこに行くの?」や「出ていかないで!」じゃないのか?。
間取りもおんなじことだ。
自分本位だからだ。
ボーイフレンドが好きなんじゃなくて、ボーイフレンドがいるというシチュエーションが大事なのだ。
世にも奇妙な物語でも出てきそうなストーリーだった。