フネタロウ

モーリタニアン 黒塗りの記録のフネタロウのレビュー・感想・評価

3.0
弁護士役のジョディ・フォスターの知的な感じが相変わらずどハマりしていた。

被告について、てっきり冤罪事件を助けたいと考えているのかと思いきや「テロリストかどうかはどうでもいい、裁判を受けさせることが大切」と、無罪と信じている訳ではないのが、目から鱗。
個人を守るというより、アメリカが法治国家として正しくあり続けるために戦った人だったのかもしれない。

最後の本人画像がなんともあっけらかんと明るい人で、拷問経験者という悲壮感がない。創作シーンかもですが、刑務所の中で「海の音を目をつぶって聞けば故郷にいる気分になる」と話していたり、切り分けられる人なのかと感じました。