フネタロウさんの映画レビュー・感想・評価

フネタロウ

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

映画として完璧。
IMAXで見て良かった!!

ストーリーはベタのベタですが、テンポが良く、映像がとにかくすごい。水しぶきすごい。全然軍艦詳しくないけど、タカオが出てきた時ヒーロー感すごい。
ゴジラは
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

2.5

過去の記録。
前作は見ていて内容は知ってましたが、こんな悲劇だっけ?という印象。

マリアの弾けるような愛らしさが一番印象的。トニー背が高すぎてマリアと並ぶと違和感。前作で子供心にも「シャープでカッコ
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

大爆笑でした。

マーゴットロビーがスタイルから口角の上がり方までパーフェクトバービーでファッションとか見ているだけでも楽しい。

ケンの扱いが軽くて、女の子にとってのトロフィーワイフなんだな…と。彼
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.2

意味がわからなかった。

結構かわいいキャラも出てきて、明るくカラフルでどこか宮澤賢治の世界のようなメルヘン感もありつつも、不穏な感じもあり。

均衡の崩れた世界のやり直し、母の面影少女!やっぱり元の
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.5

映像が豪華な絵巻を見ているようですごい。
どのセットもジブリ的作り込みで、じっくり見たくなる。

絵面としてはソロモン王のデコ楽器が気に入りました。

最後がちょっとよくわからんかった。
人は二度死ぬ
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

百鬼夜行のような、パレードのシーンが圧巻。

映像が本当に夢の世界のようで、アニメとカメラワークの巧みさで不条理で複雑な世界も、スッと理解できる。

序盤の所長が狂うシーンで普通に話してて少しずつワケ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像がすごいけど、過剰にパカパカして眩暈がする。

要点としては娘ちゃんはネットで世界の全部を知った気になって自分の未来を絶望しているキッズで、主人公エブリンは「クソみたいな今だけど、一緒にいられるな
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.0

子供の頃、ちょっと起きた偶然を「奇跡!」ともてはやされて、勘違いした系なのでしょうか。
大人になってからの奇行に対して、周囲があまり反応していなかったので、「またかー」としか受け取られていないと感じた
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犬王(2021年製作の映画)

3.0

ロックなどろろ。やりたかったのはボヘミアンラプソディーなのかな?

アヴちゃんが、歌だけじゃなく演技も上手くてすごい。

平家の語られなかった物語を歌で昇華・成仏させる、みたいのもうちょっとこだわって
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

テンポがいい、色々クセになる。
上映3時間に色々怯んだけど、飽きさせずあっという間だった。
イギリス人の描かれ方が薄っぺらで雑で苦情来そうだけど、あまりにファンタジーなので許されるのだろうか。
つか、
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

ひたすら湿地がキレイで、それだけで見る価値あり。リバーランズスルーイット女子版か。
大自然は汚れっちまった悲しみを受け止めてくれる。

法廷と回想と行ったり来たりするけど、中弛みしない。主人公のカイア
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

もうちょっと説明とエンタメを、そしてアダちゃんかわいい。
ホラー、寓話、SF、どれなのか。

母が名前マリアだし、クリスマスに仕込まれているみたいだし、何かキリスト教のメタファー?とか思うがよくわから
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

ほとんど前知識なしで見ました。
出だしの「男とか女とかどっちでもいい」の前置きがパンチが効いている。
さかなクンの実話?おとぎ話?

「個性を大切に」なんてよく聞きますが、実際に真の個性あふれる子が側
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

2.5

だっちゅーの!が、めっちゃ懐かしい。
ビザがなくなった亡命家族のニュース見たなぁ…と思い出しながらも、あの子供たちがどうなったか知らない自分の無関心さに気づいた。
島国日本では英語を話す機会もなく、ど
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

2.5

あまりの突然の無秩序さに自分だったら絶望してしまいそうですが、もしこのような非常事態に直面したときは彼らのような図太さ・楽観的フレキシブルさは見習いたいと感じました。
最初は出し抜いてやるという魂胆か
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

2.5

印象派の絵画が動いたかのように当時の空気が表現されていてキレイ。

登場人物が口髭のキッチリした似た風貌の人ばかりで、誰が誰かわからなくなる。
日本人としては「ドレフュス事件」の知識は名前程度で、登場
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.0

「コニチワ〜、チョウシ・ドウ?」が可愛くてツボ。

あと、レディーガガのハスキーボイスがたまらない。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

色々な視点が丁寧に描かれていた。

主人公ルビーの兄レオの「お前が産まれるまでは家族は平和だった」のセリフが突き刺さる。
健聴者の立場で見れば「聞こえないのは不便そう」と傲慢に思い込むが、全員聴覚がな
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

2.5

大企業の嫌がらせのような膨大な資料を一人で黙々と調べる絵面が印象的でした。
デュポン側が単に悪として描かれていたのが少し薄っぺらく感じた。彼らにも迷いや、科学者としての悩みがあったのではないだろうか。

スイング・ステート(2020年製作の映画)

2.5

主人公のピエロ感だけ見もの。
何となく序盤で、目論見通りにはいかないような気がして、あまり奇想天外さはなかった。

エル プラネタ(2021年製作の映画)

2.0

明るい貧乏。
モノクロなので、オシャレに見えるけど、色がつくととたんににおいを感じてリアリティで見づらくなるのか…
電気止まったり生活崖っぷちぽいけど、主人公の母娘がとにかく気にしない感じで、悲壮感は
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.0

毒親スレスレの傲慢な父親の物語かと思ったら、自分の恐怖と向かいあって全力で回避プランニングを立てる綿密な臆病者の物語だった。

父親は子供たちに謙虚になれと繰り返すが、お前はどうなんだと何度もイライラ
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.0

少年は何となく周囲の大人に恵まれないだけの「本当はいい子」なのかな…と思いましたが背景があまり語られず、母親がヘキエキする程の「悪らしさ」も感じられず、半端感がありました。
何か都合のよいキレイなおば
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

2.5

自由なはずなのに、結構愛されているはずなのに、どこか寂しさを感じるのはなぜだろう。
自由に愛するには、全員愛するヴィヴィカになるか、全員縛らずサヨナラするトーベかどちらの道しかないのか。

一番評価さ
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.5

ライオンか子羊か、自分が何をなしとげられるか見極める事が大事。
それは本当だけど、時に飛びかかった子羊がするりと避けてその先に絶壁、そんなこともゼロではない。

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.0

弁護士役のジョディ・フォスターの知的な感じが相変わらずどハマりしていた。

被告について、てっきり冤罪事件を助けたいと考えているのかと思いきや「テロリストかどうかはどうでもいい、裁判を受けさせることが
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空白(2021年製作の映画)

2.5

和製スリービルボード。
ポスターが全くもってイケてない。

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.0

詳細は知らされずにただ「国のため、このままだとあなたの家族も助からない」と脅され運び屋を手伝わされるセールスマンの物語。
「スパイらしからぬ真の一般人」を使うことでKGBの目をかいくぐるのが西の目的で
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.5

女性のうんざり顔が逸品。

人妻レイプ事件を、夫、夫の親友(加害者)、妻(被害者)の三視点で。
同じシーンを立場によって書き分けられていて、丁寧なのですがほぼ間違い探しな感じの差異で間延びして感じまし
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

人を呪わば穴二つ、ということか。

ポップな絵面と音楽、良いテンポでサクッとみ終えることができたけど、何とも後味が悪い。できれば見つめたくないけど、実はとてもありふれた出来事で、自分の近くで別の「ニー
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

2.2

時系列が行ったり来たりするが、それがあまり効果的でなく話の流れがわかりにくくさせていると感じた。
そこまで強い緩急もなく、何度も寝落ちしかけました。
友人の献身は素晴らし過ぎて、彼自身は見返りなど求め
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

美少女ペムザムの笑顔と風景だけで満足。
「先生は未来に触れられることができる」ステキな言葉だと思う。

しかし、やる気のない教師ウゲンは、山の中で子どもを教える楽しさを感じたり、ヤクの歌の奥行きに感心
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.0

タイトルの「沈黙」が意義深い。

本当にやりたい憧れの仕事、命をかけて戦う仲間の居場所、あの子が好きだという気持ち。軽々に話さずいつか花を咲かせることができるのは、生き続けた者だけの権利。憎むものを殺
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トムボーイ(2011年製作の映画)

2.5

「ごっこ遊びはいいけど、こればダメ」
微塵の揺らぎもなくピシリと言い放つ母親に子育ての一つの形を見ました。
「個人の表現を尊重するべき」という考え方もありますが、本作では男の子のフリをするミカエル(ロ
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街の上で(2019年製作の映画)

2.5

古本屋、狭小雑多なバー、小劇場、古着屋と下北ら辺満載。
最初スローなノリで少し眠ってしまった。後半の勘違いのやりとりがクスリと笑えた。
つまらなくもなかったけど、結局何の話だったのか数日たった今思い出
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

2.5

主人公ヴィクトルに対して奥さんのマリアンヌが最初邪険過ぎて理不尽に感じる。
女優マルゴといい、フランスの女性ちょっと強すぎ(優しくない)と引いてしまう。でもきれいなんだよなぁ…!若くなくても女性らしさ
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