モーリタニア人のモハメドゥ(タハール・ラヒム)は、アメリカ同時多発テロの容疑者として、キューバのグアンタナモ収容所に収監さた。
彼を救うべく奔走する弁護士達の姿を、実話を基に描いた法廷サスペンスドラマ。
出演にジョディ・フォスター、シャイリーン・ウッドリー、タハール・マヒル、ザカリー・リーバイ、サーメル・ウニマス、ベェネディクト・カンバーバッチほか。
本作は、社会派ドラマ好きには堪らない作品です。
下品で忌まわしい素材であるにも拘わらず、上質で格調の高い作品でした。
実話に基づいたフィクションではなく、主人公のモーリタニア人の手記に基づいて製作されたノンフィクションで、中身が濃く、ずっしりと来る秀作です。
しかし、全編、淡々と時系列通りにストーリーを追っていくだけなので、この件に対する興味がなかったら、退屈になるでしょう。
〜余談〜
アメリカ政府が、そして軍が起こした事は問題ですが、主人公の疑われる要素が多分にある事。ウサマ・ビィン・ラディンの衛星電話からの通話記録、自身の携帯の履歴全削除、タリバンの戦闘訓練参加、容疑者ラムジの供述など、疑われる要素満載です。
当時のアメリカは全勢力を尽くして、ウサマを探していたので、疑わしきは拘束して、拷問に掛ける事は可也行われていたようだ。
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