ふゆこもり

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライトのふゆこもりのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

私たちはもう舞台の上。これが全て。

ワイルドスクリーンバロック。
華恋とひかり、ばななと純…とスタァライトはペアでの関係性が多いけれど、まひるだけはアニメを経て、誰かとの関係、感情をレヴューで精算するのではなく、ただ1人の舞台少女としてひかりの背中を押すのが良かった。成長を感じる…。
飴と鞭の使い具合というか演技の緩急がすごい。

どのレヴューも良いけれど、特にメフィストフェレスに扮するクロディーヌと真矢のやり取り、魂のレヴューが好き。
真矢の人間臭さを引き出せるのはクロディーヌだけ。「私はいつだってかわいい!」のやり取りがたまらない。
そしてライバルのレヴューは一回だけではない…。至上の好敵手同士。

アニメ版12話ではキリンがこちら側に向かってキリン≒視聴者を匂わせる台詞を言うけれど、劇場版では華恋とひかりが「客席ってこんなに近かったんだ…」と呟きかけてくるのが印象深い。ロロロでキリンの語りかけが無かったから尚更。
私"たち"はもう舞台の上。
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