よしたろう

竜とそばかすの姫のよしたろうのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

サマウォと時かけの既視感溢れるセルフパロディに加えて美女と野獣のディズニー風味とてんてんてんこ盛り映画。
パンフの監督インタビューを読んだら、セルフパロディと言うよりはネット社会の移り変わりを10年単位で描きたいと言う思いがあったそうな。
ただこれを読んでないと「またサマーウォーズかよー」って印象で終わりそう。
最後まで見た後に冒頭に流れたテーマ曲聞くとストーリーの印象とはだいぶかけ離れた曲に聞こえます。好きだけども。
細田監督作品ほとんど好きですがどうしても親がどちらか亡くなる設定が悲しくてダメです。
死なないで!お母さんもお父さんも!今後の映画では生きてて!って思います。
ただ今回はちょっと主人公の抱えてるものが重い。お父さんに対する当たりもなぜか強い。(理由は明かされない)
個人的な見どころは田舎のローカル線とローカルバスの車内の質感ですね。ヘッドレストのビニールの感じ!揺れた時のギシギシ感!たまらん。美術チームさんたちいい仕事してますね〜。
しかし今回も男の子キャラがみんな可愛い。
しのぶくんに未来のくんちゃん、けいくんにカズマ、私の細田推しキャラとにかく顔がいい!!
少女漫画好きな私にとって貞本さんの描く少年の薄い体がマジでツボ。
プリティショタボーイ、私も抱きしめたい。
全体的な感想としては…芸能人声優ばっかりで期待値低めでしたけど映像と歌を聞くだけでも劇場で見る価値はあるかも。
ただ既視感満載で構図もストーリーも正直それほど……。
やっぱサマーウォーズ見てぇぇ…ってなります。次回作は全く違う世界観の話が見たいかな…。